2021年8月14日(土)~ 8月17日(火)

活動報告

熱海市土石流災害支援

8月14日(土)
「熱海市伊豆山地区大雨に伴う避難指示」を受けて活動を休止します。
熱海市に入り10日が過ぎました。被害の度合いに比べて我々が関われている範囲はほんのごくわずかです。
先日から始まった規制区域内の一時帰宅は昨夕から発令された避難指示に伴って延期措置が取られました。
我々も今日から2日間、避難指示が解除になるまで活動はできません。
避難所に避難されて不安の中にいる方も多くおられると思います。
これ以上の被害が出ない事を祈りつつ、少しだけ体を休めてその後に備えたいと思います。

8月15日(日)
急遽、OPEN JAPAN、DRT Tokyo主催で熱海市、富士東南消防有志が集まってチェーンソー講習会を開催しました。
レスキューアシストはサポートスタッフとして参加。
悪天候のために屋内での開催となった為、実機を使っての実技は行えませんでしたが、基本的なパーツと構造から目立てなどのメンテナンスまで細かな部分までたっぷりな内容となりました。
熱海市内は今日は朝から大雨警報発令に伴い国道135号線と熱海ビーチライン共に通行止めとなりましたが、夜には雨も落ち着き明日からは活動再開となりそうです。

8月16日(月)
依然避難指示が発令中
逢初川は昨日からの雨でかなり水量が増えていました。
下流の浜浴場源泉のポンプ小屋まで様子を見に下りるとご近所の方も来られていました。
そこは発災以前、水槽を置きポンプ小屋から温泉を引いて砂や海水を洗い流し、冷えた身体を温めていた場所で、今では泥と瓦礫の山。
ポンプ小屋の救出から漁師さんの憩いの場の再生と新たなニーズが追加されました。
今日は熱海市消防有志と共に重機講習会基本動作から複合操作まで、若者たちはスポンジの様に吸収していきます。

8月17日(火)
予報ほど雨が降らず継続案件は捗りました。
浜浴場の源泉ポンプ小屋の向かいにあった家の家主さんが発災後初めて自宅に戻られました。
建物は土砂に柱を攫われて、いつ倒壊してもおかしくない状態。
必要なものだけでも取り出したいとのご希望に重機を使いショアリングし、それでも危険なので消防士有志に建物内に入ってもらい、希望の品々を取り出しました。
昨日、災害対策基本法第63条に基づく警戒区域の設定が布かれ、家屋の被害度合いに関わらず警戒区域内の立ち入りが全面的に禁止される事が発表されました。
これにより区域内の全ての住人に対して仮設住宅への入居(2年間)や生活必需品の給付などが法律によって担保されました。
つまり、自分の家には戻れなくなる代わりに別の住まいと生活を保証しますという事。
大切な物やまだ動く車がそこにあっても取りにすら行けなくなります。
今後の支援活動も制限を受けることになるかもしれません。
それでも日々出来ることをしていくしかありません。

熱海NPOアライアンス
・OPEN JAPAN
・レスキューアシスト
・IRON WORKS & 県内消防志
・DRT JAPAN ほか

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