2021年7月12日(月)

活動報告

震つな派遣 富士市ボランティアセンター支援活動

本日、富士市社会福祉協議会はもう一度訪問活動をされてました。
被災後に不安な点がないかお聞きしたところ、住人さんから1件消毒についてのアドバイスが欲しいとのことで、お話をさせて頂きました。
継続の2件のお宅にも入らせて頂き仕上げ2件、完了となります。

水害から10日が過ぎそろそろ少しずつ住人さん達は仕事に戻られてます。
しかし10日が過ぎてもお家の中の片付けや掃除は残っていたりします。

10日以上頑張ったけど疲れを通り越して怒りになってしまった!
あなた達に言っても仕方ない話だけど
社協さんは早くにボランティアセンターを立ち上げて手伝ってくれたけど行政は何をしてくれてるんだ?
家の修理にお金が凄くかかるので冷たいジュース一本ボランティアさんに出せず情けない思いをしてる。
家を乾かすのに扇風機や送風機回してるけど、この電気代も支払えるか心配だし水も沢山使って水道代もきっと高い。
これを無料にしろとは言わないけどせめて被害があった所に顔を出して一声かけて欲しい!

水害被害はただ、普通の生活の中に突然やってきて生活が変わってしまいます。
とにかく住人さんはこの先どうしようと不安です。
沢山の荷物を片付けないといけない、お金の心配、家が痛まないか心配、保険がいくら降りてくるんだろう?と心配、壊れた家電の買い替え、畳の入れ替え、業者探し、罹災証明、ボランティア依頼、捨てるものの仕分け、掃除、大量の洗濯、消毒などなどなど 
沢山の事を考えないといけません。
そこに社会福祉協議会から住人さんに寄り添い活動する事は、不安な気持ちを少しでも楽に出来る事だと思っています。
今回富士市社会福祉協議会はボランティアセンターに関わる職員さんのほとんどが現場に出て住人さんの声を聞き、体を動かしてお手伝いもしてくださるのを見て、活動しながらすごく気持ちが良く理想的だなと思いました。
私たち技術系NPOは短期間で被災地から去る事が多いです。
地元に残ってこれからも住人さんと一緒に暮らすのは社会福祉協議会の皆様です。
ボランティアセンターを開いてセンターを回す事に必死で、現地に顔を出さずに依頼が終わったからとボランティアセンターを閉めると、住人さんは社会福祉協議会の事は覚えていません、 
自分の家に来てくれたNPOやボランティアさんは覚えています。
本日のお話しのお父さんのように一度も顔を出しやがらない!になってしまうのです。
現地に足を運ぶ事は本当に大事な事です。

本日また嬉しいかったのは 震災がつなぐ全国ネットワークからレスキューアシストが借りている機材を、今住人さんに貸していて家を乾かしています。
レスキューアシストが撤退するにあたり機材レンタルを延長できないかと富士市社会福祉協議会からご相談がありました。
住人目線で素敵!!!!
そしてボランティアセンターがしまってからも住人さんの様子を見に行かれると聞いて、心から安心して撤退出来ると感じました。

本日をもって震つな派遣活動を終了し撤退いたします。
今回は短い間でしたが富士市に呼んで頂きありがとうございました。
この時期は災害の心配が絶えません。
常に備えて待機しておかねばと思っております。

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