2022年3月24日~26日

活動報告

令和4年福島県沖地震 宮城・福島支援活動

3月24日
新地町で2件の活動。
一件目は耳の不自由な高齢者さんで、電話もなく不安にさせないように新地町社協の職員2名と伺いました。
屋根はすぐにシートを張り、ニーズ表にない部分も雨漏りの可能性があるため、作業させていただきました。
コミュニケーションはあまりとれませんでしたが、車が見えなくなるまで、外で頭を下げてくださる姿を見て本当に良かったと思いました。
次のお宅は棟瓦(屋根の一番上の飾り瓦)が屋根に滑り落ちていました。
余震でいつ落ちてもおかしくない状況のため、危険度が高いと思われます。少しずつ解体し組み立てながら、なんとか元の位置に戻すことができました。

南相馬地区の瓦屋の依頼だけでも400件あるとの情報もあります。とても回れる件数ではないとのことでした。
宮城・福島県には高齢者や要配慮者の困っておられる家がまだたくさん残っています。誰も助けてくれないので、自分で屋根に上りけがをされている方も大勢います。

3月25日
宮城県山元町での活動。
玄関の柱が壊れ、隣の部屋の窓から出入りされているとのこと。大工さんにも断られて不安な思いをされていました。
次の余震で崩れる可能性があり、DEFが仮の柱を作り、DRTが不安定な門柱を固定してくださいました。
私たちはDGR119という消防士の団体とともに、雨漏り箇所のシート張りを行ないました。
消防士の方は体力があり、安全確保ができるので大助かりでした。
作業後の写真を住人さんに見ていただき、「よかった!これで今後のことをゆっくり考えることができます」と安心していただきました。
少しでも心のアシストができたと思います。

3月26日
新地町長が自ら街中を調べ、高齢者世帯の屋根被害がひどいお宅を探し出し、ボランティアセンターに来られました。
午後からの雨が降る前にシート張りと、香川・愛媛の有志が送ってくださったアシスト瓦で対応し活動を終えることができました。

新地町ではレスキューアシストが要配慮者を優先的に活動し、その他の被災住宅は地元の若者たちがみんなで回ってシート張りをしています。
地元が動くことを心から嬉しく感じます。

全国の消防士の皆様、是非是非
東北を助けて下さい。
貸し出しできる
ハーネスやロープなどあります。
宿泊出来る場所も確保しますので
是非ご連絡お待ちしてます。

宮城・福島県沖地震被害 技術系NPOアライアンス
・災害救援レスキューアシスト
・OPEN JAPAN
・DRT JAPAN
・DEF Tokyo
・ピースボート災害支援センター(PBV)
・レスキューアシスト熊本
・チームふじさん
・災害NGOハートレスキュー
・NGO結
・DGR119
※ 今回の地震は地域関係なく許可を頂いた地域でNPOアライアンスで連携をとり、お互い協力しながら共同活動しています。

連携団体
・新地町社会福祉協議会
・山元町社会福祉協議会

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