佐賀県8月豪雨災害支援活動報告
8月21日(土)
朝一番に「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)」さんが床下にいれるダクトファンを現地に運んで下さったので、レスキューアシスト熊本の扇風機と一緒に2件設置をさせていただきました。
昼から大町町に行き災害支援仲間との打ち合わせ、大町町社会福祉協議会にご挨拶をさせて頂きました。
レスキューアシスト熊本は2年前の水害で長期間活動し、大町町社協との関係性があるので今回も関わって行けたらと思います。
また困ってる人がいたら地域に関係なく、出来る事をお手伝いさせていただけたらと思います。
8月22日(日)
本日は泥出し活動をする前の養生作業です。
なぜ養生をするのか
泥を出す為に床下を踏んだら足裏に必ず泥がつきます。
その足でボランティアさんは床下の基礎で根太(ねだ)と言う木材を踏んでしまいます。
そうすると根太の間に泥が入ってしまい臭いの元になってしまいます。
また足元が不安定なので柱を養生しておくとバランスがとりやすかったり、汚れた手袋でも気にせず支えることができるため、ボランティアさんが怪我する可能性が減り安全性も上がります。
養生をせずに、後でブラッシングや洗浄や磨きなどをする所もありますが、せっかく乾いてきている木材をもう一度濡らして乾かすのは復旧するのに時間がかかってしまいます。
今回は塗装業などが使う「すべらんシート」で根太を養生し、床から壁はマスカを使っています。
これは踏んでも滑りにくいのでおすすめです。
8月23日(月)
連携団体である「災害NGO結」が、人吉支援で貸しているレスキューアシスト熊本のダンプカーをわざわざ佐賀に運んで来てくれました。ありがとうございます。
今後どのような支援をして行くかをOPENJAPAN、災害NGO結とで様々な事を話しあい、支援の形がより具体的になりました。
コロナ禍で県外ボランティアを呼べない中、地元に負担をかけずに地元の人を集められるかがポイントになると思います。
レスキューアシストの応援に来てくださっている女性は、一日中大町町の公民館の掃除をしてくださりました。ありがとうございます。
8月24日(火)
聴覚障がいをもっておられる住人さんのお家とその隣のお家を、佐賀市社会福祉協議会と佐賀災害支援プラットフォームと一緒に訪問させていただきました。
2年前の水害時には誰にも助けを求められず、腐った畳で生活されており、その畳がまた今回濡れて流石に廃棄を考えられてました。
今は床板の上にブルーシートだけ敷いて生活をされています。
川の横の低い土地に住んでおられる為また同じように被害に遭うかもしれないので、濡れても再利用できる畳とその下に敷く断熱材を支援したいとおもいました。
とにかく乾燥が大事なので来月まで乾燥します。
ちなみに寝室については、皆様が今まで寄付してくださったお金で早急に畳と断熱材を買わせて頂き、いつ足がぬけてもおかしくない床を修理させて頂きます。
本日も大町町では下潟公民館の清掃、片付け活動をさせていただきました。
災害救助法が適応される市町村には人・物・金が集まりますが、適応されない市町村はボランティアセンターも立ち上がらない可能性があります。 私達が最初に入らせていただく佐賀市は災害救助法が適応されていません。 同じ日に起きた災害で同じように大変な目にあって今も困ってる方々が残されています。 災害救助法がないと適応されない助成金も、中にはあります。 重機レンタルや安全確保する為の材料費などが今後必要になります。 いつも応援して下さる皆様、今回は寄付での応援でお力を貸しくださいませんか。 県外のボランティアさんが入れないため、私達が皆様の代わりに住人さんに寄り添い、地元ボランティアさんへの技術伝達などの活動をしていく予定です。 どうぞよろしくお願いいたします。 ※クレジットカードでの寄付が可能になりました。 ☞https://congrant.com/project/rescueassist/3247 ※ゆうちょ銀行への振り込みでの寄付 ☞ゆうちょ銀行 四〇八支店 (普)3264593 口座名義:特定非営利活動法人災害救援レスキューアシスト
この活動は以下の助成金・寄付で活動を行なっています(敬称略順不同)
・READYFORxボラサポ(赤い羽根共同募金)https://readyfor.jp/projects/GRANT_RELIEF08
・積水ハウスマッチングプログラムの会 https://www.sekisuihouse.co.jp/matching/
・真如苑 https://www.shinnyo-en.or.jp/
・日本財団 https://www.nippon-foundation.or.jp/
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