2021年9月20日(月)~ 9月23日(木)

活動報告

佐賀県8月豪雨災害支援活動報告

大町町でOPEN JAPANと連携を行いながら、継続的に活動を行ないました。

9月20日(月)
6名で2件のお宅に対応。
先日来継続の建材屋さんの自宅部分での壁剥がし作業と新規の依頼のお宅でした。
下潟サテライトからほど近く、駐車場から見えるほどのそのお宅は2年前にも浸水被害にあっていて今回二度目の被災。
さらに半年前に自宅を新築したばかりで、心痛察するに余りある状況でした。
ハウスメーカーでももちろん対応しているそうですが、それでも少しでも金銭的な負担が減らせればと言うことで、今日から床と壁の除去作業が始まりました。
最近のハウスメーカーの建物は様々な点で勝手が違う部分もあり、収納の折れ戸ひとつ外すのも探り探りです。
ボードのサイズもビスのピッチも在来建築の木造住宅とは違っているため、石膏ボードに埋もれているビスを探すのも一苦労でした。
それでも何とか要領を得ながら石膏ボードを外してみると黒カビがびっしりとありました。
壁をめくり始めると室内の臭いも湿度も変わるのが分かります。
ひとまず今日は一部屋のみ壁剥がしを完了させて、続きは明日に予定しています。

9月21日(火)
昨日に引き続きハウスメーカーのお宅で壁剥がしを6名で実施。
今日は千葉県で一緒に講習会や屋根作業で活動してきたPBV(ピースボート災害支援センター)のメンバーが合流、壁剥がしを手伝ってくださいました。
通常私たちが壁を剥がす場合は、除去するラインを決めてカッターでビニールクロスの縁を切り剥がします。
剥がした後に下地の石膏ボードを固定してあるビスを可能な限り抜き、剥がしていきます。
ところが今回の建物はボードの固定に何種類もの止め方がありかなり効率が悪い所が多く、少々荒っぽく剥がす事になりました。
石膏ボードの中身は文字通り石膏なので割れたり砕けば直ぐに粉が出ます。
そのために剥がす時には出来るだけ大きな状態でで剥がして、そのまま屋外まで搬出する事が理想的です。
現場をきれいに保つ事は住人さんへの配慮はもちろん、怪我などの事故防止や機材の紛失予防の為に大切なことです。
室内の作業では感染予防と手元足元の保護具やヘルメットの携行、そして整理(S)整頓(S)清楚(S)の3つの「S」が大事になるのです。

9月22日(水)
OPEN JAPANと連携し、継続的に壁と床剥がしの案件をPBV2名と共に計4名で作業しました。
今日は主にシステムキッチンなどの住宅設備関係の取り外しと壁剥がしを平行で行い、トイレ以外の設備は取り外せました。
残すは和室と収納やトイレ内の壁、そして床となります。
床下点検口から床材の厚みなどを確認したところ今までに見たことの無い厚みで、フローリングと下地の板を合わせると72ミリ。
この床をどのように剥がしていくか、今後の課題として考えていかねばなりません。

9月23日(木)
継続案件のハウスメーカーの壁と床剥がしにPBVのメンバー2名、OJから2名、RA3名で入りました。
壁剥がしがようやく目処が立ってきたところで、床剥がしを各部屋ごとに取り掛かりました。
前日の調査で72mmの厚みを覚悟していたこともありとりあえず12mmのフローリングを剥がす事に。
フローリングはごく一般的なもので難なく剥ぐことができました。
下地のパーチクルボード(@24mm)のビスを抜き、バールで継ぎ目からこじ開け持ち上げると想像を超える重さです。
水を含んだパーチクルボードはかなりの重量になっており、三分割してもまだ重い。
今日はひと部屋の大部分をめくって終了となりましたが、まだ相当残っているために作業はまだまだ続くと思います。
そんな中、2年前にボランティア活動に携わっていた人がお子さん連れてやって来ました。
蒸し暑い中での作業の合間に本当に癒される一時になりました。

災害救助法が適応される市町村には人・物・金が集まりますが、適応されない市町村はボランティアセンターも立ち上がらない可能性があります。 
私達が最初に入らせていただく佐賀市は災害救助法が適応されていません。 
同じ日に起きた災害で同じように大変な目にあって今も困ってる方々が残されています。 
災害救助法がないと適応されない助成金も、中にはあります。
重機レンタルや安全確保する為の材料費などが今後必要になります。 
いつも応援して下さる皆様、今回は寄付での応援でお力を貸しくださいませんか。 
県外のボランティアさんが入れないため、私達が皆様の代わりに住人さんに寄り添い、地元ボランティアさんへの技術伝達などの活動をしていく予定です。 どうぞよろしくお願いいたします。
※クレジットカードでの寄付が可能になりました。 
 ☞https://congrant.com/project/rescueassist/3247 
※ゆうちょ銀行への振り込みでの寄付 
 ☞ゆうちょ銀行 四〇八支店 (普)3264593  
  口座名義:特定非営利活動法人災害救援レスキューアシスト 

この活動は以下の助成金・寄付で活動を行なっています(敬称略順不同)
・READYFORxボラサポ(赤い羽根共同募金)https://readyfor.jp/projects/GRANT_RELIEF08
・積水ハウスマッチングプログラムの会 https://www.sekisuihouse.co.jp/matching/
・真如苑 https://www.shinnyo-en.or.jp/
・日本財団 https://www.nippon-foundation.or.jp/
KEEN災害支援パートナーを締結しました #KEEN#チカラをヒトツに

連携団体
・大町町社会福祉協議会
・佐賀災害支援プラットフォーム(SPF )
・佐賀市青年会議所
・OPEN JAPAN
・U PEACE
・レスキューアシスト熊本
・め組JAPAN
・ハートレスキュー
・NGO結
・ピースボート災害支援センター

連携団体
・大町町社会福祉協議会
・佐賀災害支援プラットフォーム(SPF )
・佐賀市青年会議所
・OPEN JAPAN
・U PEACE
・レスキューアシスト熊本
・め組JAPAN
・ハートレスキュー
・NGO結
・ピースボート災害支援センター

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